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「函館を出ようとしている人」と「函館で暮らそうとしている人」のためのWEBメディア『IN&OUT -ハコダテとヒト-』を立ち上げてから2週間が経ちました。
比較する経験がないので、順調かそうでないかの判断はつきかねますが、自分としては良い手応えを感じています。 4月にこの企画を思いついてから、公開できる形になるまでは、たくさんの壁やトラブルがありましたが、今となっては笑って話せるネタができて良かったなと思っています。 バンドとかでも結成時の苦労話とか笑えたりするじゃないですか。 その辺りのエピソードは、これからサイト内のコラムで書いていこうと思うので、ご興味あれば覗いてみてください。 このWEBメディアを運営し始めて良かったなと感じるのは、なんといっても人の繋がりが増えること。 しかも、お互いが〝函館〟という小さなキーワードで繋がっているので、一気に距離が縮められて、かつ踏み込んだ付き合いができています。 メディア運営に関してはもちろん、プライベートでも新しい友達ができるというのは本当嬉しいものです。 普段ひとりぼっちで仕事してると、新たに人と出会う機会も少ないですからね。 この繋がりを活かして、今後は様々な方たちとのコラボも積極的に実現していきたいと思います。 イベントを開催したり、グッズ作ったりとかね。 インタビューした人や記事を読んでくれる人を集めて、年に1回くらいオフ会とかもやりたいなぁ。 まだまだ弱小メディアですが、今後とも『IN&OUT -ハコダテとヒト-』をよろしくお願いします。 僕個人の近況としては、先月末フジロックの取材に行ってきました。 ライブの速報レポートや会場レポートを配信するFujiRock Expressのライターとして行ったんですが、前夜祭を含めた4日間、歩きっぱなしで死ぬほど疲れました。 外でフーファイターズやらノエルギャラガーやらが演奏しているのが聞こえてくるのに、原稿が終わっていないから見に行けない感じは、近所で盆踊りやってるのに宿題が終わってないから遊びに行けない夏休み最終日の感じに近いものがありましたね。 大人になっても計画性って身に付かないんですかね? ライターをしている限り、筆速アップは永遠の課題です。 あと、当たり前すぎて申し訳ないんですけど、チームのみんなの写真や文章が上手くて震えました。 本当、勉強になります。 僕はチャラン・ポ・ランタンやT字路sのライブレポートのほか、会場レポートをメインに書きました。 まったく跳ねていませんが、個人的にはこの顔ハメシリーズが気に入ってます。 マジで跳ねていませんが。 先ほど反省会を終え、チームは一旦解散。 残すは最後の全体ミーティングと打ち上げだけなので、しこたま呑んでハメを外したいと思います。 来年も行きたいなぁ、フジロック。 とりあえず、イメージトレーニングして寝ます。 おやすみなさい。 #
by abe-kohey
| 2015-08-05 03:11
| 音楽
向かいの家の裏で、子猫が生まれた。
先週から「みゃあみゃあ」と甘えたような鳴き声が近所に響きわっている。 フニャフニャした声で、とても可愛い。 時々、道に出てくるところに遭遇するのだけど、わかっているだけでも親を含め7匹はいる。 一昨日は、我が家の目の前に1匹の子猫がいて、ドアを開けて出てきた僕を不思議そうに眺めていたが、近づこうとすると、壁をよじ登るのに2、3度失敗してから、諦めて別の方向へ逃げていった。 可愛いったらありゃしない。 窓を全開にしていると道行く人たちの会話が聞こえてくるのだが、昼夜問わずたくさんの人が向かいの家の前で立ち止まって「わ、見て見て! 子猫!」とか「かわいいー!」という話をしている。 毎朝あいさつをしていくお婆さんや、写真を撮ってる女の子などの常連さんも増殖中。 娘も猫たちの様子が気になるようで、毎日10回は外を指さして「ワンワン!」と言う。 「ニャンニャンだよ」と教えても、子猫の声が聞こえるとベランダの方を見て「ワンワン!」と指をさす。 ちなみに犬を見た時でも、娘は「ワンワン!」と言う。 確かに遠目から見た犬と猫の区別は難しいのかもしれない。 それか、「ワンワン!」というのは「犬」という意味ではなく「4本足の生き物」全般を指しているのだろうか。 今度、動物園へ行って確かめてみよう。 そういうわけで、すっかり近所の人気者になっている野良猫ファミリーだが、ひとつ気がかりなことがある。 昨今、何かと話題になるクレーム問題だ。 いくら近所で愛されているとはいえ、猫の声や臭いをストレスに感じる人もいるだろう。 そんな人たちからクレームがあがれば、たぶん保健所とかも動かないわけにいかないはずだ。 すでに愛着が湧いている僕にしてみれば、それはあまりにつらい別れである。 ただし、家ではペットが飼えないという現実もある。 どうしたものか。 いっその事、家で飼いたくても飼えない人たちが順番に餌の世話をするという約束の上、近くの公園とかで飼うとかどうだろう。 顔も知らない人と隣り合わせで生活している街でも、そういう場所がひとつあると、コミュニケーションの場が生まれて楽しそうじゃないか。 いや、それはそれでクレームくるか。 そもそも、野良猫はそんな生活を望んでいないかな? 家もなくフラフラしていた時期があった自分としては、誰かの家でご馳走してもらった経験は死ぬほど嬉しかったけどなぁー。 話は変わって、先日、劇団ままごとの『わが星』を観てきた。 DVDでは何度も観た演劇だが、生で見るのは初めて。 もう、一生分の鳥肌を使い果たすくらいの素晴らしい体験だった。 この舞台は「時報を合図に、人の一生と星の一生を重ねて描いたラップミュージカル」という、言葉にすると何のこっちゃわからない作品なんだけど、それはきっと演劇でしか表現できないものをやっているということなんだろう。 東京公演は終わっちゃったけど、見逃した人がいたらDVD貸すよー! きっと他の何とも似ていない体験ができるでしょう。 #
by abe-kohey
| 2015-06-17 03:08
| 社会
関東地方、梅雨入りしましたねー。
皆様いかがお過ごしでしょうか? 僕は今朝、2階の窓から娘にケータイを落とされました。 歩き始めると目が離せなくなると言いますが、本当に油断も隙もあったもんじゃないですね。 どんどんどんどん自由になっていきます。 僕も負けじと自由にやっていきたいと思います。 とりあえず、人にぶつかったりしなくてよかったぁ…。 梅雨が明けたら、いよいよアウトドアシーズン到来ですね! キャンプやフェス、山登りに行く方も多いでしょう。 屋外で快適に過ごすためには、何と言っても道具が肝心。 ただ、「実際、何を買っていいのかわからない」とか「道具って何を基準に選べばいいの?」という方も多いのでは? しかし、心配はいりません。 日本には『PEAKS』があります。 ということで、山好きの皆様にはお馴染みの『PEAKS』で取材と執筆をやらせていただきました! プロ仕様の本格的なギアから、デイリーユースでも活躍してくれるライトなアイテムまで、シーンに合わせた道具が揃うお店や、選び方のポイントなどをご紹介。 インスタントラーメンを使ったカンタン山グルメや、山小屋滞在記などの読み物も充実しております。 編集者の方とは数年前に下北の飲み屋さんで知り合ったのですが、酒の場で話した「いつか一緒に仕事しよう!」というのが実現するのはなかなか稀なケースです。 ありがたい。 そして、そういう人と仕事ができるのは本当に嬉しいことです。 僕が担当したのは一部ですが、みなさま是非ご覧くださいませ! 明日、発売です! 『PEAKS』読んで、快適なアウトドアライフを! #
by abe-kohey
| 2015-06-14 21:08
| 体育
前回は、リゾート・ホテルのオーナーになりかけたコオリナでの1日について書きましたが、今回は帰りの飛行機について。
これまで7回に渡ってお送りしてきた『0歳児と行くハワイ旅行』シリーズも、いよいよ最終回です。 「ハワイは英語を話せなくても大丈夫」という話はよく聞きますが、実際、買い物をしたり、レストランで食事をする分にはあまり不自由しません。 ただし、0歳児とハワイに行くからには、ひとつ覚えておきたいことがあります。 それが〝投げキッス〟です。 これができると、できないのでは、旅行の内容が大きく変わります。 0歳児が投げキッスをするだけで、大多数の人が好意的に接してくれるからです。 街中で話しかけられた時や、お土産物を値切りたい時、レストランでチッブを渡す際も、まだ歩くこともできない子どもが投げキッスを披露することで場が和み、会話も盛り上がります。 これは以外と簡単なアクションなので、是非とも習得して、積極的に振りまいていきましょう。 かなりの確率で、相手の頬が緩みます。 しかし、いくら投げキッスをマスターしているとはいえ、所詮は乳離もしていない赤ん坊。 当然、泣くときは盛大に泣きます。 いわゆる〝外国人慣れしていない問題〟です。 これはどういうことかと言いますと、文字通り子どもが外国人慣れなていないため怯えてしまう、或いは話しかけられると大泣きしてしまうという問題です。 その結果、好意的に話しかけてくれた人は気まずいし、こっちも申し訳ない気持ちになるという最悪の空気が出来上がります。 「そんな顔されるなら、近寄らなきゃよかった」という、初デートでチューに失敗した時のような顔をされるので、できる限り回避しましょう。 万が一、そのような事態に陥った際にオススメしたいのが、次のフレーズです。 「すいません、この子、まだ0歳で英語が話せないんですよー。」 英語どころか日本語も話せないのは明らかですが、「ハァー? っーか、オメェまだ日本語も話せないだろうが! このファッキン・ジャップ!」なんて突っかかってくる人は、まずいません。 気のいいおじさんなんかは「そっか、そっか。英語ってむずかしいよなぁ。おじさんも、未だに上手く話せないよ~」といった感じでノッてくれます。 ポイントは「言葉が理解できないと泣きたくなりますよね~?」と同意を求めるような表情で言うこと。 「英語がわかれば、的確な反応できるんですけどねぇ。できないばっかりにすいません。テヘッ」という態度も忘れてはいけません。 我が家はこれで幾度となく最悪の空気を脱したばかりか、けっこうなウケをいただきました。 使える会話術として頭に入れておいて損はないでしょう。 ただし、スベった時の責任は負いかねますので、使用の際は自己責任の範疇でお願いします。 では、本編に参りましょう。 1週間のバカンスを終え、ついに帰国する日がやってきた。 楽しかった思い出と共に、地獄のような行きの飛行機の記憶が蘇る。 また、全身に刺さるような視線を受けるのかと思うと、晴れ渡った空さえ憎たらしく見え、胃がキリキリと痛んだ。 夜発だった行きとは違い、帰りの飛行機は昼出発。 買い込んでいた食材を一気に食べきり、3人分の荷物をまとめ、ついでに残っていたウイスキーを飲み干してから空港に向かった。 オアフ島の空港は、開放的で、よく風が通るので気持ち良い。 到着した時は暑さに項垂れていた娘も、すっかりこの気候に慣れたのか、手足をバタバタさせて楽しそうにしている。 なんだか不意に、家族を持つ父親の気持ちになった。 いや、実際にそうなのだけど、急に家族を感じたのだ。 これが〝父親としての実感〟というやつだろうか。 ちょっと遅い。 カウンターでチェックインを済ませ、出国審査を通り抜ける。 娘の投げキッスに、真剣な顔をした審査官の頬も緩む。 余ったドルは、スーベニア・ショップで娘用の小さなコップに変えた。 カラフルな魚の絵が描かれたショットグラス。 黒い魚を1匹見るだけに終わった嫁が「こういうキレイなのを見たかったんだけどなぁ」とこぼす。 泳ぎを練習して、また来よう。 搭乗する前に思いっきり遊ばせて、飛行機の中では寝てもらう作戦に一度失敗している我々は、無駄とわかった努力はせず、1週間の思い出を話しながら搭乗の時を待った。 昼間ということもあって、座席に着いてからも娘に眠たそうな気配はない。 我々としても夜便と違って「娘を早く寝かしつけて、自分たちも寝なきゃ」という焦りはなく、映画を見る余裕すらあった。 席の前に付けてもらったバシネットは、すぐに娘の遊び場になった。 すっかりハワイアンスタイルが染み付いたのか、誰彼構わず投げキッスを飛ばしまくっている。 それで飽き足りないのか、僕の嫁の席の間から顔を出して、後ろの席の人にまで愛想を振りまく娘。 ダイヤモンドヘッドの時も思ったが、男を振り回すような女にだけはならないでほしいと改めて思う。 飛行機ではいつも新しい映画を観れるのが嬉しい。 帰りの機内では、まだ日本で公開されていなかった『ウィップ・ラッシュ(邦題:セッション)』を見た。 賛否が極端に分かれている作品だが、僕としてはとても面白かった。 ジャズの描写がどうこうというのは、けっこうどうでもよくて、「突き抜けるというのは、こういうことだよな」と感じた。 圧巻のラストシーンにひとり打ち震えていると、娘がグズリ始めた。 予想が難しい山の天気のように、グズリはすぐに大泣きへと変わった。 全身を突き刺すであろう周囲の目に身構えたが、意外なことに冷たい視線は飛んでこない。 「えっ!? 投げキッス効果??」 不思議に思って、機内を見渡してみると、多くの人がヘッドホンをして音楽や映画を楽しんでいるのだ。 寝ている人はほとんどいない。 それもそのはず、ハワイの現地時間でいえば、まだ15時くらい。 いつもなら、仕事をしたり学校に行ってる時間だろう。 みんなが寝静まっている夜と違い、全体的にガヤガヤしているので、心なしか娘の泣き声も相殺されているような感じがする。 これは本当に気が楽だった。 0歳児と飛行機に乗る時、子どもがグズるのも大変だが、本当に消耗するのは、イライラした気持ちをたっぷりと内包した周囲の視線なのだ。 昼間はこれが緩和されるので、夜間よりは遥かに気が楽になる。 そうすると、こちらの気持ちを察したように、子どもも落ち着くので、大きな騒ぎにはならずに済む。 なんて素晴らしい循環だろう。 0歳児と飛行機に乗るなら、なるべく昼間の方がいいかもしれない。 それは他の乗客のためであり、親のためでもあり、何より子ども自身のためだとも思う。 成田に到着したのは夜だった。 風はまだ冷たいけど、どこかホッとするような肌触りだった。 電車を乗り継ぎ、我が家を目指す。 たった1週間いなかっただけなのに、駅前のビルが完成していて、街の雰囲気が様変わりしているように見えた。 お土産がたくさん詰まったバッグを抱えながら、見慣れた道を歩く。 一歩ごとに日常に戻っていく感じがしたが、僕らの肌は確かによく日焼けしている。 楽しい家族旅行だった。 季節とも街とも合わない真っ黒な肌を寄せ合って、「帰ったら何食べようか?」と話しながら家路を急いだ。 ということで、無事、帰宅までの道のりを書き終えました。 もう2ヶ月以上も前の話ですが、記憶が鮮明なので書きやすかったかな。 1年前はこんな感じだった娘と、海外旅行に行けるなんて感慨深いものです。 0歳児と行くハワイ旅行で、一番大変なのはやはり飛行機ですね。 親は子どもが楽しんでくれるだろうと期待して、長いフライトを伴う海外旅行に連れていくきますが、子どもが本当にそれを望んでいるかは、正直なところわかりません。 だからといって、快適な温度と湿度に設定した家から一歩も出ないでいるのがいいのかと言われると、決してそうは思わないので、僕はこれからも一緒に色んなところへ行こうと思います。 それには当然、子どもが安心していられるための配慮が必要です。 今回の旅行の間、遠出する計画を巡って、一度だけ嫁と大げんかをしました。 内容まで詳しくは書きませんが、簡単に言うと「その判断は、本当に子どものことを考えてのことなのか?」という衝突でした。 僕としては、そこに行けば自分はもちろん、家族みんなも楽しめると思っての提案だったのですが、今考えると子どもに無理をさせるようなプランだったと認めざるを得ません。 せっかく海外に行くからには徹底的に楽しむべきですが、小さな子どもと行くからには負担も考慮した計画が必要だと思いました。 一人で世界一周してた時は途中でどーなってもいいと半ば本気で思ってましたが、今回は心から「無事に帰ってこれてよかったな」と感じています。 ひとりにはひとりの楽しさがありますが、家族旅行も本当にいいものですよ! 次はどこへ行こうかなぁ~。 完 #
by abe-kohey
| 2015-05-22 11:24
| 外国語
前回は、真珠湾攻撃の傷痕が生々しく残るパールハーバーについて書きましたが、今回は一転してディズニー・リゾートがあるコオリナへ行ってきたお話を。
昔は〝我慢が生命線〟みたいな貧乏旅行ばかりしていたせいかもしれないですけど、家族と海外に行くからには美味しいものとか我慢せずに食べたいじゃないですか。 南国リゾートなんだから、お酒だってガブガブ飲みたいじゃないですか。 んで、ビーチでゴロゴロとかもしちゃうじゃないですか。 ってなると、まぁ当然太りますよね。 1週間くらいですでに「お、体重たくねぇか?」とかなちゃいますよね。 そこで、急に早朝ランニングとか始めがちじゃないですか。 いいんですよ、全然いいと思うんですよ。 ただ、そうなってくると、スタバでMacBookAir開いてるみたいなドヤ状態になりかねないので、それだけは十分に気をつけたいですね。 まぁ、サングラスとかかけて、iPhoneで音楽聞きながら、ワイキキビーチを走っちゃってた俺のことなんですけどね…。 すいませんでした。 では、コオリナのお話です。 ある日、僕らはアラモアナ・ショッピングセンターに立ち寄って、ノースショア行きバスの時刻表を探していた。 インフォメーションで尋ねると、時刻表はすぐ手に入ったが、翌日は北部の天気がよくないという理由で別の場所を勧められた。 僕は、こういうのがとても嫌いで、自分で行きたいったら誰が反対しようとも行くタイプなのだが、インフォメーションの女性が面白い人だったので話だけでも聞いてみることにした。 彼女曰く、「小さいお子さんがいるのなら安心して泳げる『コオリナ』付近がオススメですよ!」とのこと。 そこには何があるのかと聞くと、波の穏やかなビーチとディズニーのリゾートホテルがあるという。 確かに家族で行くには最適かもしれない。 しかも、今申し込めば、世界的ホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルのプールやジャグジー施設を無料で使用可能で、ホテルの近くからフリーシャトルバスも出るというではないか。 こりゃあ行かない手はない。 ただし、ひとつだけ条件があった。 マリオットのオーナー向け説明会に参加しなければならないというのだ。 翌日、我々はマリオット・インターナショナルのラウンジで朝食を食べていた。 雰囲気にのまれている証拠だろうか、コーヒーもクロワッサンも高級な味しかしない。 マリオット・インターナショナルは、タイムシェアという一般のホテルとは少し違う形態で運営されている。 要するに個人オーナーが〝部屋〟ではなく、年間○日間という〝時間〟を買い、好きな時に宿泊できるというシステムだ。 そのため、ここには一般の宿泊者はいない。 泊まっている人は、皆個人オーナーということになる。 我々が参加したオーナー向け説明会というのは、そのシステムと実際の施設を見学する案内のこと。 いわば、内見のようなものだ。 オーシャンビューの部屋や、数え切れないほどのプールやジャグジーが配置された中庭、目の前にはウミガメがやってくるといプライベートビーチまである。 「こんなとこのオーナーになるなんて、一生奴隷のように働いても無理だろ」と思いながら、絵に描いたようなリゾート施設と、そこでくつろぐセレブリティな人達を他人事のように眺める。 一通りの案内を終え、個室に通された我々は、気になるお値段を聞いて、思わず顔を見合わせた。 驚くべきことに「なんとかなりそう」なのである。 「ここを所有していれば、好きな時にハワイへ来れますよ!」「おじいちゃん、おばあちゃんが来たって一緒に泊まれます!」「来れない年は人に貸すという手もありますし、ハワイ以外にも世界中に提携ホテルがあるので、そちらでの宿泊も可能ですよ!」などなど魅力的な説明が続く。 最初は、ただ見学という気持ちで来ていた僕も「頑張れば、買えなくもない」となると、話の聞こえ方が変わってくる。 なんとか冷静さを保つために「でも、ドルのレートによって値段もだいぶかわりますよね?」「毎年旅行に行けるかもわからないしなぁ~」など、買わない方がいいという気持ちになるための決定打を探し始める僕。 しかし、そこは相手もプロ。 どんな不安要素も的確に解消してくれる。 とりあえず「プールで遊んでみてから考えます!」とお茶を濁すかたちで、我々は商談を終えた。 恐るべし、リゾートホテル。 肩と首が固まりかけた我々は、服を脱ぎ捨てて、いざプライベートビーチへ! とりあえず敷地内を散歩しながら、隣に立つディズニー・リゾート『アウラニ』まで行ってみることにした。 ここは、ホテル施設だが、中のショップやレストランは宿泊客以外でも利用可能とのこと。 さっそく入ってみると、アロハシャツを着たミッキーがいるではないか。 ハワイだが、紛れもなくディズニーである。 ホテル内やプールにも、随所にディズニーらしさが散りばめられていて、散歩しているだけでも楽しい。 アトラクションがなくても、ショーがなくても、ディズニーの世界観は十分に人を惹きつけるのだろう。 ビーチは聞いていた通り、キレイで波も穏やかだった。 最初は怖がって泣いていた娘も、親子で入れる浮き輪の中でキャッキャとはしゃいでいる。 どうも海の味が気に入ったようで、手をつけては海水をなめていた。 初めての海水浴がハワイだなんて、娘ながら羨ましい。 僕は、ウミガメが見れるという岩礁の方まで泳いで行ってみた。 そこでは、野生のウミガメが、のんびりと海藻を食んでいた。 優雅で可愛らしいけれど、僕らの間にはガラスも壁もないので少し怖くもある。 泳ぎが得意ではない嫁も「私も見たい!」と果敢に挑戦したが、遠目には溺れているようにしか見えない。 笑っていいのか、助けに行くべきか難しいジャッジである。 浮き輪にしがみつきつつ、どうにか戻ってきた嫁にウミガメは見えたかと尋ねてみると「それどころじゃなかった」と一言。 やはり、助けに行くべきだったのかもしれない。 ただ、ハワイに来たからには、カラフルな魚の一匹も見たいという気持ちから、持ち前の根性で海中を必死に捜索。 ようやく発見したのが、真っ黒い小さな魚だったらしい。 やはり、我々はリゾート・ホテルのオーナーになる器ではないなと思った。 ということで、リゾート・ホテルの商談は決裂しました。 嫁と娘が泳げるようになったら、また遊びに行こうと思います。 タオルも貸してもらえるから、手ぶらで行けて快適だし、リゾートに来たというリッチな気分を味わえますよ。 運が良ければ、ビーチチェアーでクロスワードに興じる、映画に出てくるような白人男性とかにも出会えるかもしれません。 ここまで書いてきた他にも、美術館巡りや夜の街散歩、嫁との大ゲンカなど、様々な出来事があった『0歳児と行くハワイ旅行』ですが、思いのほか長くなってきたので、次回で最終回にしたいと思います。 最後は、帰りの飛行機について書こうかと。 続く… #
by abe-kohey
| 2015-05-18 17:12
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