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前回はハワイ旅行の準備編を書きましたが、今回は子連れ旅行における最大の心配事でもあるフライトついて。
結論からいうと、心も体もムチャクチャすり減りました。 うちは北海道での里帰り出産だったこともあり、娘は生後1ヶ月にして飛行機を初体験。 その後も帰省の度に飛行機に乗っているので、フライトに関してはあまり心配していませんでした。 それでも一応、万全を期して搭乗直前まで空港のキッズルームで遊ばせ、疲れた状態ですぐに寝てもらおうという計画を遂行。 準備は完璧かに思われました。 が、現実は容赦なく我々家族に襲い掛かったのです。 ▲空港のキッズルームにあった車と奇跡的なカラーリングの一致をみせる娘 最初は慣れた様子で嫁の膝上に座っていた娘だったが、国内線にはない機内食が運ばれてくると、いつもの飛行機とは違う様子に目がギラギラ。 ちっとも寝る気配はなく、我々は早々に成田での作戦が無駄に終わったことを悟る。 席の前にはバジネットというベビーベッドをつけてもらったが、試しに乗せてみると、足が触れるか触れないかくらいで早くも大泣き。 絵本やおもちゃを投入してみると泣き止んだものの、眠気は一層遠のいていった。 この調子で機嫌よく遊んでいれば、そのうち疲れて眠くなるだろうと僕は状況を楽観視していたが、それがいかに甘い考えであるかをほどなく知ることになる。 食事のサービスが終わり、機内の照明が落とされた頃、機体が揺れ始めたのだ。 すぐに異変に気がついた娘は助けを求めるようにそそくさと嫁の元へ。 抱っこするとすぐに落ち着いたが、運悪くこのタイミングで眠気が頭をもたげてきたようで、グズリ度がピークに達する。 眠いのに寝れないという大人でも辛い状況に、娘は堰を切ったようにギャン泣き。 最も恐れていた事態に陥った。 乗客が寝静まった機内に響く0歳児のフル泣きボイスは、校長先生の話の最中に屁が出ることの100倍くらい気まずいもので、我々夫婦の心臓は縮みっぱなし。 周囲の視線が、シートを貫通してグサグサと胸に突き刺さる。 同情を伴った視線もあったが、斜め前に座っていた若い男性は、娘が泣くたびにアイマスクを外し、こちらに迷惑そうな目を向けた。 申し訳ない気持ちと、「早く泣き止ませなきゃ」という焦りが駆け巡り、全身が熱くなる。 子どもというのはとても敏感なもので、こちらに焦りの色が滲むのを鋭く察知する。 親の動揺は子どもの心へダイレクトに伝わり、鳴き声は一層激しさを増した。 「とりあえずは授乳だ!」ということでおっぱいを差し出すも、興奮状態の娘は全力で拒否。 「授乳でダメなら、抱っこ紐であやそう!」と思ったら、ちょうど激しい気流の乱れに差し掛かり、シートベルト着用サインが点灯していたため、立つことも許されない。 なるべく目立たないように気配を消そうと試みるが、そんなものは娘の一声であっけなく粉砕される。 まさに八方塞がり。 となれば、あとは娘が疲れ果てて眠るのを辛抱強く待つほかない。 乗客が寝静まった機内で、永遠とも思えるような長く、ヒリヒリした時間が続いた。 疲れ果てた娘が眠ったのは、いつごろだったか。 刻一刻と経度を変える飛行機の中では、正確な時間を把握することができない。 先ほどまでのギャン泣きが嘘のように嫁の腕の中ですやすやと眠る娘。 嫁の顔には疲れと安堵が入り混じっていた。 僕はというと、緊張で目が冴えてしまったので、ウイスキーをもらって映画を見ることにした。 友達から「女性の恐ろしさを痛感させられる映画」と伝えられたゴーン・ガールを鑑賞したが、先ほどまでの奮闘があったおかげで嫁が聖人に思えた。 といった感じで、約7時間の子連れフライトはなかなか痺れるものがあります。 乗客が起きている昼間の便ならともかく、ハワイ行きの飛行機のほとんどは夜発朝着なので、真夜中のフライトは避けられません。 子ども用の睡眠薬もあるそうですが、これに抵抗がある人は、飛行中に子どもが寝てくれるよう様々な準備をしておいた方がよさそうです。 次回はやっとの思い出たどり着いたハワイでの滞在記を書こうと思います。 続く…
by abe-kohey
| 2015-04-23 18:08
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